順天姉です。
さむい~って言葉、長崎弁では「さんか~」って言うんです。
で、家の中では長崎弁丸出しで「さんか~」「さんか~」「さむ~してのさん」と言いまくっています。
「さむ~してのさん」とは、「寒くてたまらん」という意味です。
「いっじさむか」とは、「ちょー寒い」という意味です。「ばりさむか」も同様です。ただ、「ばり」は博多弁?九州弁?西日本弁?そんな感じだそうですが、長崎でも使っています。
関西に住んでかなり長くなってしまったのですが、それでもまだまだ長崎に住んでいた時間の方が長い私ですので、長崎弁はなかなか抜けないです。
関西弁にもずいぶん慣れて、自分でも使ってみたりするのですが、関西の人からすると、どこか違うかも~^^;
関西に住んで1,2年ほどは長崎弁だったと思います。関西の友達から言葉がコテコテと言われていましたから・・・。が、その頃、「コテコテ」の意味がよくわからなかった私です(;^ω^)➡今もよくわかってないかも~(^^;)でもとりあえずなんとか暮らせています(^^)/
ただ、最近、長崎弁を使うと、娘が突っ込んでくるようになりました。「その言葉何?」的に・・・(~_~;)
今まで、周囲の人が暖かかっただけに、娘の鋭い突っ込みはちとツラいかな~(;_;)
多分今まで出会った関西の人たちは、「そういった言葉を使う人」という認識を持ってくれていて、私なりの言葉の使い方を受け入れてくれていたのだろうと思います。<(_ _*)> アリガトォ
そんな私の息子はもっとすごくて、独自の言葉を使います。
私たちは「宇宙語」と言っていますが、なかなか言葉にならない言葉の方を多く持っている息子です。
ダウン症だから・・・というのが原因だとは思うのですが、宇宙語がなかなか日本語に変換されなくて困っています。
単語としては、「りんご」「みかん」「ジュース」などは言えるのですが、自分に密着した単語しか使わない~(T_T)
だいたい指さしで済まそうとする根性の持ち主(-_-;)
ふつ~、言葉覚えて伝えようとするだろ!!と、怒りまくっている私です(;^ω^)
息子の場合、「我に仕えよ!」って感じで、指さして示そうとします。そこはダウン症関係ないかもね~(^^;)
今一生懸命、絵カードなどを作って、単語を習得し、言葉につなげようと頑張っているのですが、なかなか苦戦しています。
方言を捨てきれない母と、自分特有の言葉を捨てきれない息子は案外似た者親子?かもです^^;
家に作ってあるカードのほんの一部です。これは食事バージョンなのですが、「ラーメン」と「すし」はめちゃくちゃ上手に言えます。
それは「ラーメン」と「すし」が大好きだからです。
そして我が家がラーメン屋さんか、すし屋さんがよく行く外食先だからというのもあるかもです。
こんな感じに、好きなのはすぐ覚えられるのですが、興味のない言葉はなかなか覚えません。
それでも結構楽しそうに生活しています。
息子の「言葉」に惑わされないその姿が、すげ~と、思ってしまう私。
ダウン症の中にそんなものを見るのは私だけなのでしょうか~σ(^_^;)
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☆ダウン症の言葉について
ダウン症は発語が遅いと聞いていたのですが、「こんなに遅いのか?」と幼児期はイライラしていました。本もいろいろ読みましたが、息子に当てはまるのがどの部分か正直幼児期はあんまりよくわかりませんでした。が、今読み返して、ああこの部分は息子に当てはまる部分でないかな?と思ったりしています。
サイトでもいろんなサイトでダウン症の言葉のことを書かれているのですが、ダウン症は個性の幅が大きくて、本やサイトではくくれないように思います。
息子の場合は手話的なものと絵カードの組み合わせがいいような感じですが、息子のダウン症のお友達にはそうではないようです。
我が家と学校ではくもんのカードを使っていますが、今はいろんなサイトで絵カードに使えるイラストを公開しておられるところがいっぱいあって、
絵カード界は熱い!
です(^^;)
・こちらで作られている絵カードはたくさんあって、とても参考になりました➡Droplet Projectのシンボル集
・連続で作られた絵カードがあって、トイレの絵カードは我が家のトイレに貼っています。➡絵カードのおうち
・こちらにもトイレの連続カードがあります。我が家の息子はトイレでも困っているので、そういったカードがあると大変助かります。➡発達障害児のための絵カード屋さん
・教育用画像素材集というのを見つけました。➡こちら。学校でも絵カード使っているのですが、息子のクラスの子たち、絵カードを見て、というより、先生の反応で、言葉を(先生が望んでいることを)読み取っている節アリ。こいつらみんなニュータイプ?とか思っている私は、ニュータイプという言葉が出るあたりで、オールドタイプなのか・・・(^^;
など、まだまだ探せばいっぱいあるようです。
息子はマネが大好きなのですが、言葉を教えるとき、英会話などで、先生が英語の発音を教えるように、言葉の発音を言うと、そこをマネしてくれると言葉の習得が早くなるような気がします。マネしてくれない時も多々ありですけどね(;_;)
・こちらの方のお子さんは文字から入ったらしくて、文字のカードを作って言葉の習得をしたそうです。
先生はマカトンや手話をよく使っています。私も勉強中ですが、手話やマカトンは、息子の指さしと対抗って感じで、言葉が遠くなりそうな気もしています。
なので、「しゃべれるだろ~(`□´)」って感じに、言葉を求めるときも多々あったりします(゚ー゚;A
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言葉は「伝える」ための手段なんだなぁ~と、息子と暮らすようになってからしみじみ考えるようになりました。
順天ファミリーにはアメリカ人も属していますが、アメリカの順天妹しか英語ができないため、これまた通じね~(;´Д`)
方言、宇宙語、英語と、入り乱れて、言葉に悩む順天ファミリーなのですが、
「伝える」
はホントに難しく、一生をかけて、考える価値のあるものなのだと、今、家族で学んでいます(^-^;